役者

四代目藤十郎が亡くなりました、文楽人形のような顔だちでつっころばしという金も力もないくせに意地っぱりの色男、匂い立つようでしたが太ってしまい哀れが薄くなり残念でした。「藤十郎の恋」という小説を思い出します、出てくるだけで役の匂いがするというのが歌舞伎役者、梅川と忠兵衛の二役やれる役者でした。首相も役作りに励まないで地で舞台に立てば案外、魅力があるかもしれませんよ

2020/11/19