共感

国立劇場で片岡仁左衛門を観てきました。当日でも空席がたくさん、コロナのせいではありますが上方の作で奇をてらう気味があるからです。剣豪なのに正直で気の良い孝行者、それが悪者に騙されたと分かりキッとみえを切る、その形のよさに観客夢中で拍手しました。がんばれ、やっつけろ、仇討ちを頼む村人とすっかり共感していました。仁左衛門、役者が深まりましたね、芝居は役者が見せるのです

2020/11/21