元旦、昼に親戚連中が来て宴会、夕に蕎麦を食べる、まるでこの日が年越しのようだ、まるで荷風の日記です。2日友人たちと宴会…それは今年もない、しょうことなしにうろうろ、年金生活者はもはや生産には関わりません。イロハ歌でいうなら、有為の世界を越えてしまえばいまさら浅き夢に酔うこともない、達観でしょう。正月や今年もくるぞ大晦日、貧苦を離れようとした昔の噺家でも予感がある、正月は不安の始まりです、酒でも飲みますか