文楽

文楽劇場は四分の入り、正月飾りも対になって睨んでいる鯛もすきま風が吹いています。演目はお染久松、歌舞伎と違い見事に心中してしまいます。理由を理屈で説明するのが上方流でなるほど心中かと納得させますが後味が苦い、踊りの戻籠がつきました。人形と太夫と三味線の玄人わざに引き込まれる、テレビとはまるで違います。こうした豪華で美味なものを安直な値段で頂いては後生が悪いような気がします。日本の文化は深く豊かで身近ですよ

2022/1/10