歌舞伎座一部は花御所始末という半世紀前の新作でリチャード三世の陰謀と狂気を翻案し現白鷗が染五郎の時に宇野信夫が当てて書いたものです、とマニア向けに。第一幕で違和感が,50歳の義教が45歳の義嗣を兄、70歳の入江を妹と呼ぶ。お芝居だから当然ですが妙に耳障りで。茶坊主が数回死体運びをする、当時は誰かに当てて笑いを取ったのでしょうが今は生々しい。つくづく巧妙な配役と補作者は素晴らしいと思います