役者

左団次丈が亡くなりました、顔を塗りたくった極悪人を演じてもフト温かい表情になる、それがうれしい役者でした。歌舞伎は最初に「この物語はフィクションです」と通知します。ドラマの鎌倉殿も家康もウソばっかりなのに歴史の真実を装い役者も懸命にそれらしく見せる、大人の風格がありません。左団次さんは丈という敬称が似合いました、大きく構えて主役を引き立てながら自分も見物の目に残す。成田屋さんこれからだね

2023/4/17