満月

ずっと待っていると空が明るくなり森の樹々のすきまが焚火のように輝いてようやく月が出ました、子どもはそこまで中天の月は興味ない、アクティブなんです。かぐや姫の迎えとか和歌と物語の数々とか漢詩のいくつか、教養が違うのでと自分を誇りながら観月、実は酒があるからです。縄文人も見ていた、はっとしましたちょうど今、ウクライナ兵も見ている、死も近辺の野営の夜、終戦の使者が月から降りるのを待つ人たちがいますよ

2023/9/30