誰かにとっては処刑前日、東京はまるで無関心。新国立劇場はピローマンというグロテスクな舞台でした。刑事2人に追及される青年の容疑が分かるまで1時間も3人が怒鳴り続ける、15分ですむのに。次の1時間は知的障害の兄が子ども殺しを告白するまでのセリフ劇。最後の1時間もセリフが間断なく続き死刑執行で幕。作者は観客を隷属して不条理な物語に閉じ込めます、不愉快で重い。歌舞伎なら華々しく快く終わるのに、怨嗟のつぶやきです