ようやくコロナが終わりそうですと出した葉書の返事が訃報でした。古い旅の仲間です。ビザンツ大好きの彼とオスマン帝国に肩入れをしている私と旅先で出会い大論争をして以来の交友です。探検部から商社の現地支社を廻り腰痛から車椅子、透析をするようになって葉書と電話だけの交友、ただし1時間以上も電話でおしゃべりしました、見舞いは嫌がって。そんな会話ができる友だちをまた一人なくしました。老い先の不安というのはこんな所にもありました。